もし部下が仕事でミスをし取引先に迷惑をかけたとする。
上司(責任者)として謝罪が必要なミスである。
上司A
- 冷静で客観的
- 発生の経緯・原因を把握しながら
- 問題収束の最善策を一緒に考えようとする上司
上司B
- 感情的で主観的
- 問題が表面化した事実だけを捉えて
- ミスした部下の資質(能力)を疑う上司
どちらが上司として相応しいでしょうか。
どちらの上司と一緒に仕事をしたいでしょうか。
、、、言うまでもありません。
部下の資質を疑う上司は
上司の資質を疑われていることに気づいた方がいい。
なぜなら部下の資質を疑うということは
部下を育てることだったり
部下の能力を伸ばしてくことだったり
部下が改善していく期待を
放棄しているのと同じだから。
目に見える結果だけで裁くのは簡単。
しかし結果には目に見えない経緯がある。
簡単に見えない部分を正確に捉えていくから
問題が早く収束し、有効な再発予防策が見えてくる。
ミスを肯定する話ではない。
同じ原因のミスを何度も繰り返して改善がなければ
それこそ資質を疑われてしまう。
ただ完璧な人間がいないように
完璧な仕事というのもまた難しい。
部下のミスを目に見える部分だけで
部下を裁き続けていると
人柄や物事を表面的にしか見ない
薄っぺらい人なんだと疑われてしまうから
気をつけた方がいいよ。
見えないものを見ようとするから
見えない部分に理解があるからこそ
安心と信頼関係が生まれてくるものだと思うのです。