それは来場者の安全。
私も以前、主催する就活イベントを前日に延期したことがあります。参加人数は学生・社会人で50名ほど。学校関係者も含めると70人くらいだったと思います。
当時、開催日の一週間前から雪の予報が出ており、天気予報はコロコロ変わっていました。
『できそうか?ダメそうか?』イベントを立上げた直後で準備も大変だったこともあり、開催日が近づくにつれてヤキモキしていました。
- 「当日の天気に期待して開催してしまいたい」
- 「順延したら客足が落ちてしまいそう」
そんな思いも正直よぎりました。でもそれは主催者の都合で、参加者の目線ではなかったんです。
結局、前日夕方に中止を決めて関係者・予約済みの学生に連絡。
当日は朝から雪が降り出し交通機関は動いていましたが、午後には天候が悪化して交通機関は運転見合わせ。千葉駅前も人がゴッタ返しでした。
イベントは午前だったので結果的にイベントは開催できましたが、終了後帰れなくなる人が出た可能性があったので、一安心した話です。
自然はきまぐれで読みきれないからこそ、イベントの主催者は来場者の安全を最優先に考えていただきたいと思います。
ギリギリまで判断を引き伸ばして直前に中止連絡をしても、遠方から来る人には行き違いになるかもしれません。ましてやメールやネットを常時確認しているかもわからない。
もちろん主催者のページをこまめに確認する人だったり、天候をみて自己判断で来ない人は来ないでしょう。一番避けたいのは現地に着いたら「中止」だった、というケース。悪天候にも関わらず足を運んだ来場者は、どのような気持ちで帰路に着くでしょうか。
来場者の安全を無視してイベントを主催した典型的な例は、今年8月19日。鶴見川花火大会(神奈川)が雷雨予報にもかかわらず強行開催され、開始後10分で中止。翌日延期なしという主催者の対応は余りに酷かった。https://www.facebook.com/tsurumigawa/
主催者あってのイベントであり、参加者あってのイベントです。
もしそのイベントが中止・延期になったとしても、主催者が参加者の安全・安心を考えて行動したとしたら、開催できなくても成功。という考え方もある。
非常時に主催者がどういう行動を取るか、参加者はよく見ていると思いますし、それが次の集客にも影響すると思うのです。