学生の頃はマラソン大会が大嫌いでした。

 

理由は「なんとなく苦しそうだから」という先入観だけ。大人になって長距離走が役立つなんて絶対にない!と考えて逃げていたあの頃。

 

今は、稲毛駅伝部というリレーマラソンのコミュニティで、異業種の仲間と一緒に楽しく走っています。走ることがストレス解消だけでなく、病気になりにくく健康な身体になりました。何十キロも走れませんが、楽しく身体が動かせる環境は、仕事にいい影響と栄養を与えてくれています。

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子供の頃は人と関わり・人と話すことが苦手でした。

 

当時はネットもなく狭く閉鎖的だった人間関係。学校でイジメられた時期もあり「人が何となく嫌だ」と思い込み、気丈に振舞うことに疲れ、人と話さなくて済む(と思い込んだ)パソコン関係の仕事へと逃げの進路選択を繰り返したあの頃。

 

今は、採用・人材育成・研修・講演といった人前で話し、人と深く関わり、人のスイッチを入れることが仕事やライフワークになりました。

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だから学生のみなさんも、色々やってみてほしいんです。

 

やってみて「ダメ・苦手・嫌い」ならそれでいい。

 

でも、食わず嫌いや口コミだけで判断してやらないものがあるとしたら、試しにやってみると新しい発見があるかもしれない。

 

その発見が、将来の可能性を広げることになるかもしれない。さんざん回り道した私が今だから言えるのは、こうしたかもしれないを大切にしてほしいのです。

 

例えば、目の前にA・Bのくじがあるとして、Aがアタリだと解っていたらみんなAを選ぶと思います。

 

でも、世の中はやってみないとわからないことだらけ。やってみてハズレを引くこともありますが、ほとんどの人はハズレを引きたくないから「くじを引かない」ことを選んでしまうんです。

 

Bをやってみたらダメだった。だからAをやってみる。仕事もこのトライアンドエラー繰返しです。

 

失敗や赤っ恥をかいた経験は、その瞬間は悔しく恥ずかしいものかもしれませんが、人を確実に成長させます。

 

私も最初は1キロも走れませんでしたし、最初から人前で話せたわけではありません。

 

あ、前より良くなったかも!

 

と、思えて仕事がおもしろくなるのは、失敗や恥をかいた経験を乗り越えたとき。そして、アタリかハズレかわからないけれど、勇気を持って一歩踏み出したときだと思うのです。