小4の息子が「どうせボクは何をやってもダメだ」最近この手の言葉を漏らすようになり気になっていた。

そんな息子がある週末に「パパ、たまには一緒に寝ようよ」と、言ってきました。

「もちろんいいよ。今は手が離せないから15分後でもいいかい?」

「わかった」

一緒に寝ながら彼の話を聞いてみると、彼なりにいろいろなことで悩み周囲の大人にも言いたいことがあったようです。

そんな時はただひたすら『聴く』耳で聴くのではなく全身で聴く。

そして出てきた話に対しては、同調・承認をしながら、理由・経緯を関心を寄せて質問していく。否定やアドバイスは一切しない。

すると堰を切ったようにどんどん出てくる。思い出して再び怒り出すこともあり感情が高ぶって涙を浮かべることもありました。

我慢なのか気遣いなのか。

子どもは気ままに振舞っているように見えて周囲をよーく観察しています。子供の無意識に張られたアンテナに日々いろいろな言葉や感情が引っかかり、彼らなりに消化していくようです。

しかし情報が多すぎて消化不良になったり、受け止めきれない情報もあったりする。友達だから言えることもあれば、友達だから言えないこともある。

そんなときこそ大人の出番。

しかしついやってしまうのが、あまり話を聴かず正論や大人目線のアドバイスを一方的に入れてしまうこと。子供は消化不良の状態でさらに親の意見が入ってくると、消化不良が悪化します。

だから質問。

話させて、考えさせて、また話させる。話させて、感じさせて、また話させる。子供を会話の主役にすることで、すこしずつ浄化されていくようです。

気づいたら彼は寝息を立てていました。私もそのまま根落ちしたようで気づいたら朝でした。

彼の表情は心なしスッキリ。それから彼は寝る前に私の書斎に立ち寄るようになりました。

学校での話、友達とのやりとり、愚痴や不満、好きなことや楽しみなこと

そこでもひたすら聴くだけ。すると満足した表情で部屋へ戻っていく。するとまた翌日やってきます。

大人も同じだと思うのです。

安心して話を聴いてもらえると、話しているうちに思考が整理できたり、自分なりの答えが腑に落ちる。

興味を持って聴くだけでいい。ちょっと手を止めて全身で聴くだけ。もちろん子供の都合でいつも時間は取れない。でもそんなときは

「30分後でよければ時間取れるよ」

「今日は10分しか時間が取れないんだけどいい?」

まるで職場で部下から相談されたように伝えれば、子供なりに理解できると思います。