子どもに親のメッセージを届けるには、まず子どもの気持ちになりきることをおススメします。
子供たちと出かけた公園で、池に氷が張っていました。
珍しいものが大好物の子どもたちは、迷うことなく氷で遊びだします。
・落ちている枝で氷を割ってみたり
・素手で氷を運んでは並べてみたり
・雪を丸めて氷上に投げ込んでみたり
一方、子ども達のようすを見ているだけで凍えそうな親としては、、、
・もし池に落ちたら
・もし風邪をひいたら
・もし雪や氷でしもやけになったら
心配が大きくなるほど、つい正論を言いたくなってしまうものです。
・危ないからやめておきなさい!
・風邪ひくからやめておきなさい!
・後で痛くなっても知らないから!
親なら誰だってわが子に痛い・辛い思いはさせたくありません。だから前もって警告する。無理もありません。
が、しかし。
そんなときほど正論を一方的に押し込むより、まず子どもの気持ちを理解しようとすると、子どもの心に雪解けが起こります。
なぜなら、自分の気持ちや意見を理解してくれる人からのメッセージと、頭ごなしに否定したり命令する人からのメッセージ。どちらの人の話を聞いてみようと思うでしょうか。
相手の気持ちを理解するためには、相手に興味を持つ必要があります。まるで好きな子に振り向いてもらうために、相手のちょっとしたしぐさや表情に、アンテナを張るようなイメージです。
それでも相手の真意がわからなかったり、思い違いがおきるのが人間です。
だからこそ、お互いが分かり合える手段として、コミュニケーションがあるのだと思うのです。