その人は千葉市内のあるカフェで、メモを手早く取りながら電話で遠隔授業をしていました。

ん?

もしかして 日高さん?!

日高さんとは3年ぶりの再会。1000リーフパートナーシップの交流会でお会いしてFacebookで繋がり、日々のご活躍を拝見してました。人材教育に関わるようになってから是非お逢いしたかった人。

マーケッターの本業を持ちながらドリカフェで全国を飛び回り、地方の塾生(大学生・院生)を育まれています。

ドリカフェは大学生や院生を対象とした就活支援・キャリア教育、今年で11年目。卒業生が入学生の面倒を見る仕組みもあり、今では一人の学生を20人以上の卒業生がフォローしているそう。とかく教育は点になりがちで学校(学ぶ環境)が変わると指導者・人間関係がリセットされてしまいます。素晴らしい仕組みを育まれているなー、と思いました。

教育とは自己啓発

Facebookを拝見してずっと質問したかったこと。「日高さんの活動を支えているものって何ですか?」

『教育って究極の自己啓発』だと思っています。知らないと教えられない。教職は神様じゃないんです。

だから教える人こそ学ばなきゃいけない。まだまだ知らない世界が沢山ある。いつも学生から教えてもらってますよ。

教育制度の課題を指摘したと思ったら、ナンパや不倫の例え話が飛び出す。色々な角度から物事を見る「視座の多さ」と本質を突く「視点の鋭さ」は、3年前にお会いした時よりも磨きがかかっていて、納得を超えて感動しました。

何を学ぶか、誰から学ぶか

何を学ぶかは「知識」。知識を使って何ができるかが「能力」。つまり文字の書き方を学ぶのは知識、文字をどう活用するかが能力。知識を教えてくれる人は多いが、能力を教えてくれる人は少ないと感じます。

日高さんと出会えた学生は幸せだと思った。

なぜなら、いつも学びの姿勢を持ち続ける「謙虚な挑戦者」であり、己より相手の利を優先する「男として粋な背中」を間近で感じられるから。もし私が学生に戻れるなら、日高さんのような人から人生を教わりたかったなぁ。