お金を稼ぐのも大事だけれど、大切なのは誰かに役立つことです。
- 先人の知恵や経験を伝える
- 痛みや面倒を取り除く
- おもしろさ、喜び、感動を与える
- 便利な物を創る、知らせる、届ける
- 居場所を提供する
- 成長の手伝いをする……
働く目的は人それぞれ。
目指す旗も・歩む道のりも違いますが「誰かに役立つこと」を外さなければ、必ず結果はついてきます。
新入社員の女性悩みを打ち明けてくれた
「私仕事を続けていく自信がありません……」
「どうしたの?」
「未経験でプログラミングを勉強してますが、飲み込みも悪くてミスばかりして、まわりに迷惑ばかりかけてしまっているからです」
「そんな風に考えていたんだね。ごめんね気づいてあげられなくて」
「いえ、いいんです。でも現場の皆さんにホント申し訳なくて……どうしたらいいか……」
「どうしてこの仕事を選んだんでしたっけ?」
「誰かの役に立つ仕事がしたかったからです」
「そうだったよね。でも今は誰かの役に立っている実感がない感じなの?」
「そうです」
「もし〇〇さんがそう思っているならそれでもいいよ。私なりに見たら〇〇さんは無くてはならない存在ですよ」
「え?」
「別現場の△△さんが言ってたけど、”〇〇さんは一生懸命に頑張っているし、素直で屈託のない笑顔を見るたびに、私も頑張らなきゃって思います” って言ってたんですよ」
「そうなんですか?!」
「そう。確かにエンジニアとしてはまだ思うような技術が身についていないかもしれない。でも会社全体で見たときに、〇〇さんの頑張っている姿があるおかげで、他の現場の生産性が上がっていることは、全体で見たら会社にも役立ってくれているんです」
「なんだか……照れますけど、嬉しいですね」
「自信は後から必ずついてくるから、〇〇さんなら大丈夫だよ」
「はい!ありがとうございました」
そして、絶対に忘れてはいけない事。
それは仕事は一人ではできないということ。自分一人で稼いでいるようで必ず誰かの支えがある。誰かの努力・応援・理解・我慢の上に、仕事の成果が実っていることを忘れないようにしたい。
私がこうして高校生に授業ができるのも、沢山の方々のご縁や支えがあってのこと。感謝の気持ちを関わる人達に伝えることで、よりよい関係が築け、仕事がより良いものになってゆくと思うのです。