WBS(ワールドビジネスサテライト)のONAIRを見ての雑感。
いつも家と自宅を往復だけになりがちな会社員こそ「シェアオフィスの利用がおススメ」という話。
私はシェアオフィスを利用するようになって2年。過去の経験から会社員目線でのメリットをまとめてみた。
1:気分転換になる
いつもと違う環境は、気持ちを変えるきっかけになる。例えば普段の通勤ルートとは違う道を通ってみたら、新しい発見があったりするような。毎日会社に通勤する中で月1回でも気分転換する時間は精神衛生上プラス。
シェアオフィスは会社でも自宅でもない場所。程良く緊張感があり程良くリラックスできるので気分転換に◎
2:社外の人と交流できる
会社という所は各部署で得意分野が似通る。営業部は営業のプロだし、技術部は技術のプロ。また組織の価値観が社長や上司に向かって平均化しやすい。するともしずーっと同じ仕事をしているとやがて不感症になり問題意識が錆びてしまう。
シェアオフィスに来る人は普段出逢うことのない個性的な人と繋がれる。また利害関係が無いので情報が曲がらずストレートに入ってくるから、本業にも役立つことがある。
3:自身を俯瞰できる
初めて会う人との名刺交換は、自社や自身をプレゼンする機会でもある。
「何をしている会社なんですか?」
「普段どんなお仕事されてるんですか?」
「最近どんな事がありましたか?」
会社にいると省略されてしまいがちだが、社外で名刺交換をすると自分が何者なのかよーくわかる。また自分のことを短時間でわかりやすく伝える練習にもなる。
4:自社の課題が見つかる
社外の出来事を見聞きすると自社の課題が見えてくる。成功事例・失敗事例・タイアップの事例などを見聞きしたり背景を教えてもらうと、今の自社に足りないものや課題が浮き彫りになる。
もし同じ課題を抱えているならお互いブレストしながら突破口が見えたり、一旦持ち帰って後日フィードバックすると、具体的に課題解決に近づいていくこともあった。
5:新しいアイデアがうまれる
アイデアが欲しいとき、自席や会議室で頭から煙を上げても出てくるものはなく、心身がリラックスしているときに生まれることが多い。移動中にふと何かを見たきっかけで閃いたり、誰かと飲み物片手に雑談しているときだったり。
シェアオフィスはオープンな雰囲気で多様な専門家が混じる場所。色々な価値観が混ざるから、新しいものがうまれやすいのかもしれない。
6:ブランディングの必要性を痛感する
「あなたは何ができるのか」「何を使って誰に役立てるのか」。利害関係が一致するからビジネスになる。困っている誰かに、解決できる人が関わるからお互いメリットがある。会社の看板や役職を抜きにして、あなた個人がどんな人に役立てるのか。所属会社での業績や評価はあくまで社内の話。シェアオフィスにいると、社外でも通用するスキルがあるかが見えてくる。
7:気持ちが前向きになる
シェアオフィスには問題意識・目的意識の高い人が集まる。なぜやるのか、なぜ動くのかが明確なのだ。だから変化も行動も早い。そういった人達を見ていると、まだまだ自分にも出来ることは沢山あると思えるし、勇気をもらえる。「よし、やってみよう」という気持ちが日頃のビジネスに活かせる。
シェアオフィスの利用者は「起業家や経営者のような人が集まる場所」という思い込みがあったが、会社員にもメリットは沢山がある。
変化の激しい時代だからこそ、職場の中にジッと留まっているよりドンドン外に出て職場にない価値を掴みにいく。そして外で得た経験や知識を中に戻すことで、結果的に職場や仕事がより良いものなり、自身も成長してゆく。
ここ数年で千葉市内でもシェアオフィスは増えているので、ぜひ活用されてみてはいかがだろうか。