ビジネスにおいて謝れない人はいる。
謝れない人はほぼ間違いなく周囲から信頼されないのだが、単なる悪口を書くだけでは記事として価値が低い。「前編」では謝れない人の傾向を、「後編」では謝れない人とビジネス上どう付き合うか。という視点でまとめてみる。
謝れない人の特徴①:プライドが高い
自分のミスを認めないタイプ。
例えば、Aさんがある作業の着手が遅れていたとして
B:「Aさん、◎◎(作業)は着手されていますか?」
A:「忘れていたわけではない。これからやるところだ」
B:「、、、」
プライドが高い自意識過剰な人は謝れない。自分を否定されることを嫌うため、自分のミスをミスと考えない。だから謝れないのだ。プライドが高い人に正論は通じない。もしBさんが「だって予定では、昨日着手することになっていますよ。」なーんて正論を言われようものなら、プライドの高いAさんは多分激怒する。
謝れない人の特徴②:負けず嫌い
コミュニケーションを勝ち負けで考えるタイプ。
自分のミスや間違いを認めることは、相手に負けた・相手より下だと考える傾向がある。別に勝ち負けを競っているわけではないのに、常に自分を優位に置きたがる。エスカレートすると自分を優位にするために、相手の足を引っ張ることも平気でしたりするからタチが悪い。
謝れない人の特徴③:責任を取らない
役割や担当範囲に異様にこだわるタイプ。
現場は生き物なので、役割分担しきれない仕事は都度発生する。また相手がいる事なので、想定した通りに仕事が進まないこともある。
基本スタンスは「自分が考える役割以外の仕事はやらない」なので、関係者で都度話し合ったり「今回は私がやるから、次回はお願い」といった痛み分けは難しい。自分にとって都合のよい方向で話を進めようとするから周囲はたまったものではない。
まとめ
プライドが高く、負けず嫌いで、責任を取らない。といった自分の都合しか考えていない人は信頼されない。だってビジネスは相手がいて初めて成り立つから。自分の都合・自分の儲け・自分の価値観しか考えていない人とは、相手も付き合ってられないし関係も長続きしない。
後編では、こうした人と付き合わざるを得ない場合を想定し、メンタリティを整えるポイントを書いてみたい。