1つ目は「アドバイス」

これは相手に「こうしてほしい」「こう変わってほしい」といった意見を直接伝えること。アドバイスはコミュニケーションが早いが、相手に「命令された」「今の自分を否定された」といった印象が残りやすくなります。

2つ目は「フィードバック」

フィードバックはとはあなたが感じたこと・感じていることを相手に伝えること。時間はかかりますが、相手にとっては自分と向き合うきっかけとなり、気づきが生まれます。

そしてフィードバックをしあうには「信頼関係と、目的の共有」が前提です。

もし進路の先生と生徒に信頼関係が無ければ、先生のフィードバックはタダの嫌味に聞こえますし、目指すものが違っていれば他人事でスルーしてしまいます。

私も研修トレーナーとして成長し続けるために、全国のトレーナーが月1度集まって、本気でプレゼンをしたり、フィードバックし合うトレーニングを行っています。

練習の成果を発揮したり、本番さながらに挑みミスをしたり。そんなチャレンジを汲み取り、讃え、研修参加者がどのように感じるかをフィードバックします。

フィードバックだから相手が感じた事・思った事がそのまま出てくる。人によって内容が同じだったり違ったり。最終的に咀嚼(そしゃく)して明日に活かせるかは自分次第。

もちろん失敗する時もあるし、力が出し切れない時もある。しかしプロ野球選手と同じように日々のトレーニングと反復は嘘をつきません。サボれば錆びるし磨けば光る。

フィードバックは練習の成果が確認できる。トレーニングしてきたことが間違いではない事を実感でき、背中を押してくれる気がする。だから成長してほしい相手には、フィードバックはとても有効です。