私立高校2年生のインターンが終了しました。
インターンとは職場体験。実際の職場に高校生が一緒に参加し、体験を通して進路選択の参考にするものです。一般的には。
私がこれらに加えて気をつけたことは、学生に「働く意味」を実感してもらうことでした。
なぜなら学生の仕事に対するイメージは「大変そう/面倒そう/仕方ないものといった」マイナスのイメージが強いし、3日間の限られた期間で仕事の全容を経験することはとてもできません。
こうした背景を踏まえると、働くことの意味を「座学で教える」のではなく「体験から感じ取る」ことでよりよい進路選択に繋げてほしいと考えました。
学生たちは3日間システム開発の仕事に参加。学校ではワード・エクセルの初歩を学んだ程度で、ほぼすべての作業が未経験の出来事だったようです。
わからないことを整理して、慣れない敬語を振り絞って質問をし仕事を少しずつ形にしていきました。初日を終えたある学生は「帰宅したらすぐ寝てしまいました」というように100%以上の力を出し切ってくれました。
今回のインターンを通じて仕事は
『自分がレベルアップできるもの』
『最初は無理と思っても、意外にやればできるもの』
『信頼ポイントを貯めていくと仕事の幅が広がるもの』
こうした仕事に対する新しいイメージに気づいてもらえたようです。
そして数年後彼らが仕事や就職を考えるとき、今回の経験が記憶の片隅に残っていたとしたら、よりよい進路を選ぶきっかけになっていくと思うのです。