授業や公演前はいつもよぎる。

生徒が10人の時も200人の時も

 

年齢が半分にも満たない学生に

私の話と熱意が通用するだろうか。

 

批判がくるか共感がくるか

シラケるのかウケルのか

未来のことはわからない。

だからいつも不安。

 

以前は不安をネガティブに捉えていた。

もっと楽観的に考えた方がいい

という人も周りに沢山いた。

 

だが経験上、何とかなるだろうと練習せず

本番を迎えたときはロクなことがなかった。

それから不安は必要だと考えるようになった。

練習や準備といった行動のモチベーションになるから

 

不安だから練習するし

体調もベストで臨めるように

予防できるものは予防する。

 

練習をするから

やってみようと思えるようになり

やってみると何かが残る。

 

成功するか失敗するか。

やらなければ何も残らない。

何が残って自分がどう変わるかなんて

やってみないとわからない。

 

もしかしたら

やらない方が良かった、と思うかもしれない。

 

でも

やった方が正解ならみんなやるだろうし

やらない方が正解ならみんなやらないだろう。

 

やれるかやれないかわからないことを

やってみるから

やらない人より成果が獲れる。

次のチャンスも巡ってくる。

 

限られた時間の中で

何もかもはやれないだろう。

また無鉄砲・無計画で

とにかくやればいいものではない。

 

でも確かなことは

やれる保証はどこにもないけれど

やれない保証だってどこもない。

 

不安と付き合いながら

練習と準備を続けていけば

結果は少しずつついてくるものだと思うのです。