『最近の若者は欲がない』と言われている。
- 欲しいものがない
- 目標がない
- なりたい姿がない
もちろん欲に溢れ目標に突き進んでいる若者もいる。
一概には言えないが傾向として
幼少期から待つことなく満たされている若者に
顕著に表れやすいと感じる。
例えばお小遣い。
いくらが妥当かというより
タイミングが影響していると思う。
例えば月3000円もらって
自分で使い道をやりくりするのか。
何か欲しいものがあるとき時、
友達と遊びに行くときなどに
都度親からもらうのか。
学生に「今欲しいものは?」と質問して
「別に、、、」と答える学生はほぼ
お金が欲しい時に待たされることなく
親から小遣いをもらっている。
すると我慢なく欲が解消される。
どうすれば友達と遊びに行けるか。
どうすれば欲しいものが手に入るか。
考える前にお金が手に入り解消される。
欲がないとダメ。という話ではない。
買い物に限った話ではないのだが
大切なものを手に入れるには時間が掛かる。
物であれ、仕事であれ、人であれ。
社会で生きていくうえで
待つことなく、我慢することなく、工夫することなく
お金があれば何でも手に入るという価値観は
若者の将来を考えると危険だと感じるのだ。
それは若者は欲がないのではなく
物・サービスが溢れかえる社会環境の中で
子供の頃から刷り込まれた「欲が育ちにくい」体験が
欲がない若者を生み出しているのかもしれない。