6月に入り、就職活動で面接をしている学生も多いと思います。
今年の採用市場も売り手(応募者)優位の傾向ですので、順調に内定が出ている人もいいますが、中には苦戦している人も。
「緊張して、力の半分も出せなかった」
「相手からの質問や期待に、十分に応えられなかった」
「自分が情けない・不甲斐ない」
「もしかしたら社会人に向いていない」
就活で応募した企業から何社もお祈りメール(不採用通知)をもらい続けたら、そんな風に思うのも無理もありません。だって私たちはロボットではなく感情を持った人間ですから。
練習すれば上手くできる確率は上がるけど、いつでも100%の力を出し切れることは難しく、力を発揮したい場面であるほど、不本意な結果に終わってしまうと落胆は大きいものです。
そんな時の対処法は、手段より理由に焦点を当ててみる。「どうやるか」は一旦手放して、「どうしてやるのか」を改めて考えてみること。
例えば緊張で結果が出なかったとしたら
- 緊張をなくす方法
- 面接を突破する方法
こうした即効性がありそうな手段に走ってしまいがちになります。
原因がわかっている微修正であればいいのですが、原因がよくわからなかったり根が深い場合は、表面的な手段を修正すると、従来の良さが消えてしまい逆効果になるケースもあるのです。
もし面接で結果が出なかったとしても、面接まで選考が進んだということは全くNOではなかったということ。選考の全体を見渡してみると良かった部分と不本意だった部分が見つかります。
不本意だった自分も自分。しかし
面接がNOだからといって、あなた全てがNOではないんです。
- なぜその仕事なのか
- なぜその人・その商品に憧れたのか
- なぜその会社を応募したのか
こうした気持ち=心根(こころね)の部分に光を当て、水を与えることで「今回はダメだったけど、次は頑張ろう」と、一歩踏み出せるようになります。