今月で退職する社員の送別会での回想。
10年間在籍してくれた技術者。IT経験ゼロの彼を育成前提で採用した会社として初めての事例でした。とても残念ですが新しい環境でさらに活躍してほしいと思います。
新しく仲間になる人もいれば、新しい環境へ羽ばたく人もいる。採用という仕事を例えるなら「バス」。
求職者というバスに乗りたい人がいて、会社というバスに乗せていい人かどうかを判断するのが『選考活動』。バスの行き先を周知したり・バスの中の様子を発信するなどして、応募者の認知や応募動機に繋げるのが『広報活動』だ。
一方、乗る人もバスを選ぶ権利・バスに乗るかを選ぶ権利がある。
- 進みたい方向のバスなのか(キャリア)
- どんな人たちが乗車しているのか(人間関係)
- 運賃や乗り心地はどうか(待遇、福利厚生)
せっかく一緒にバスに乗ることになったら、できるだけ一緒に同じ方向を目指していきたいが保証は無い。会社も環境の変化や外圧などで行き先を変えることもあるだろうし、個人も生活環境の変化やキャリア志向の転換などは、さまざまなきっかけで発生する。
だからこそ。一緒に歩める時はお互い悔いのないよう、しっかり向き合い対話を重ね、お互い理解しあえる環境作りを心掛けたいと改めて思った夜。
最後に彼と話をした。
「川島さん、10年間お世話になりました」
「本当にありがとう。色々あったね(笑」
「仕事が辛かった当時、励ましの言葉を思い出します。」
「何か言ったっけ?」
「現場での働きぶりは信用している。でもどうしても辛かったらいつでも戻ってこい。会社として仕事や取引先は選べるが**(社員)という存在は掛け替えがないんだから」って。
「懐かしいね(笑」
「あの言葉をもらって踏ん張れましたし、今でもたまに思い出します(笑」
「でも超えたのは君の力だよ」
「これからも色んな山を越えていきます!」
今までありがとう。
新しい環境でさらなる活躍・成長をを祈っています。