先祖の仏壇の前で、小4の双子が口論してまして。
ねーねー、なんで「ナス」と「キュウリ」があるの?(息子)
そりゃぁ何かしら意味があるでしょうよ(娘)
だから、それを聞いてるんだよ(息子)
足がついてるのねぇ(娘)
ていうか誰が乗るんだよこれ?(息子)
お仏壇にあるんだから大爺と大婆なんじゃないの?(娘)
二人ともお墓でしょ?いないじゃん(息子)
私だってわからないよ(娘)
だよねー。うーん、、、(息子)
双子=同じ歳なので答えが出ないことも多々あります。
大爺と大婆がウチに帰ってくるときに使うんだよ(父)
なんで帰ってくるの?(息子)
お盆の時期になるとご先祖様があの世から家に帰ってきて、家族と一緒に過ごすって信じられてるんだ。おもしろいでしょ(父)
ウチ以外の家もみんなそうなの?(娘)
日本の風習だからそう信じる人が多いんだ。もし先祖がいなかったら二人とも生まれてたと思う?(父)
そりゃ生まれてないでしょ(息子・娘)
そう、そうなんだよ。自分の命の元をたどった先には先祖がいたからって考えてみると、どう思った?(父)
大婆とまた一緒にお話したい(娘)
大爺には会ったことない。会ってみたかったなぁ(息子)そういう気持ちで集まるのがお盆なんだよねー(父)
今年のお盆は弾丸帰省でしたが、子供達とこうしたやりとりができただけでも帰省した甲斐がありました。
今があるのは先祖のおかげ。
こうして仕事や生活ができることに、生きていることに、今の日本があることに感謝することは、大切なことだと思います。
過去に縛られ過ぎても身動きとれませんが、過去があるから今がある。だから未来に目を向けられる。
そんなあたり前なことでも、日々過ごしているとつい忘れてしまう。
だから「記録」しておきます。
無事一年後を迎えられたとき、この貴重なやり取りを思い出せるように。