まずはたっぷり聴いてあげてください。
親御さんの想い・こだわり・希望・アドバイスはそれ以降の話です。
昔の進路選択には方程式がありました。
- いい大学に入れば
- いい企業に就職ができる
- 終身雇用・年功序列で定年まで働けて
- 年金も保障されて生涯安泰。
だから高校でしっかり勉強しなさい、と。
人口増加に比例して経済成長していた時代はそれでもよかったんです。しかし、今は正解がない時代。社会を海に例えれば、天候は日々コロコロ変わり荒波もザッパザッパやってきます。
カラッと晴れたかと思えば数日後に台風がやってくる。そんな時代を私たちは生きています。
大きい船に乗れば安泰でしょうか。船の母体が大きければ波の影響は少ないかもしれませんが業績が悪化すれば事業部ごと切り離されます。
では小さい船はどうでしょうか。大きい船と比べて揺れの影響が大きいので指示待ちで動かなければアッという間に船酔いします。
進路に正解・方程式がないからこそ、よく話し合い・より納得のいく最適解を見つけるような本音のコミュニケーションが子供の進路選択をよりよいものにしていきます。
前提として、本音で話し合うには信頼関係が必要です。
そのため親はまず「正論を手放し、子供の話を聴く」ことをお勧めします。でも仕事でなかなか時間が、、、だからこそ、限られた時間を全身で聴いてあげてください。
子供は初めての進路選択に少なからず不安を感じています。言葉だけでなく・見た目・雰囲気・エネルギーなど親御さんが耳だけでなく全身を使って聴くことで子供は少しずつ心を開いていきます。
そしてお互い心が開いた所がスタート。
子供の目標や方向性を少しずつ探るように一緒に話あってみてくださいね。