相手を本気にさせること。

人前でお話させて頂くようになってから、さまざまなキャリアを持つ講師の方を見聞きするようになりましたが、一流の講師は相手を本気にさせ、成果のきっかけを作っています。

つまり、時間とお金を投資して参加した人が、本気で行動するきっかけになれるかどうか。しかし話す側に回るとつい上手く話そうとしたり、嫌われないようにアンケート等で否定されないように、自己防衛機能が働いてしまうことがありました。

スランプや停滞を感じるときほど、相手の成果<自分の成果に意識が向いていることが多いので注意していきたいところです。 聞き手がセミナーに参加する目的はさまざまですが、仕事であればほぼ「成果のため」に集約されます。

しかし行動が変わらなければ成果は変わりません。

ノウハウやテクニックは行動するための手段にすぎず、行動するかは最終的に聞き手に主導権があります。だからこそ、一流と二流の違いは、相手をいかに本気にさせ、アクセルを踏ませることができたか。一方、饒舌な話を届けても聞き手がまるでサイドブレーキをかけたまま変わらいようであれば、講師としては二流だと思います。

「セミナーを活かすも殺すも聞き手の意欲次第」

という講師もいますが、アンテナの感度が高い人はセミナーに限らずどんな環境からも学び取るので、講師の腕はあまり関係ありません。

  • 何となく聞きにきた人
  • 何となく動かなかった人
  • 何となく今のままでいいや、と思って参加した人など

こうした人たちを本気にさせられるか。

そのために講師が本気で相手と関わり、相手の人生に貢献することにコミットしているか。

世の中講師やセミナーで溢れ返っているからこそ、何で差別して選ばれていくかは、講師も同じだと思うのです。

余談・・・いくら動きに繋げる講師だからといって、マインドコントロールして相手を変えていくとか、世間を騙したり他人に迷惑をかけるような動きに繋げるセミナーは論外ですのでお間違えなく。