「高知といえば?」
坂本龍馬、よさこい祭り、ゆず、しょうが、芋けんぴ、、、いろいろありますが忘れてはいけないのが、、、
鰹(カツオ)
出張先で偶然見つけた「鰹のタタキ」は、一口食べた瞬間に、アタマから稲妻が落ちたような美味しさでした。
お店の名前は、駱駝(らくだ)別邸。www.hotpepper.jp
はりまや橋からほど近く、帯屋町にありました。高知駅からは徒歩10分ほど。
店内は暗めで落ち着いた隠れ家的な雰囲気。
ホールスタッフは丁寧で余裕のある接客、厨房も手際がよさそうに見え、1人で初めて来店しても、安心して料理が楽しめそうな期待感を抱かせてくれます。
あまり時間がなかったのでイチオシの「藁焼き鰹のタタキ」を注文。新鮮な鰹に、稲藁のほんのり焦げた香りが食欲をそそります。
料理もさることながら、こちらの状況や要望をしっかり聞いたうえで、選びやすい状態を用意してくれる、店長のコミュニケーションも◎でした。
「東京から出張で来まして、高知のことをお酒でも知りたいんですよね」
「そうなんですか!すごくうれしいです」
「おススメはありますか?」
「お好みにもよりますが、こちら(利き酒セット)はいかがでしょうか?」
「いいですね。どうしてこちらを勧めてくださったんですか?」
「高知を代表するようなお酒を、お客さまのような方に召し上がっていただけたらと思いまして。」
「おぉ!ぜひお願いします!」
商品・サービスが多様化している今、買う側=消費者は迷っています。
- このお店(この人)で大丈夫か
- 買って(契約して)後悔しないか
- もっといいものはないか
今は、お店や人を介さなくても、大抵の商品はネットで手に入るようになりました。
見方を変えれば「人を介在する価値が試されている」とも言えます。どんなに素晴らしい商品やサービスだとしても、それらを扱う人に魅力がなければ、選ばれ続けることはありません。
- この人から買いたい
- この人の言うことなら信頼できそう
- この人にまた会いたい
こうした人間力が、仕事の成果を大きく左右する時代にますます突入していることを、実感した高知の夜でした。