IT業界から教育業界へ転職して、もうすぐ1年が経ちます。

セールス研修・コミュニケーション教育に関わるようになり、行動範囲が千葉近辺から全国に広がりました。伴って、多くの皆さまと出会い・仕事をご一緒できるようになりました。お声がけや期待を寄せてくださる皆さまには本当に感謝です。

と同時に、私の中でずっとあるテーマを意識してきました。

「なぜコミュニケーションを学ぶのか?」

  • クロージング率を上げるため?
  • 部下や組織をもっと強くするため?
  • 目標達成して業績を上げるため?
  • 社内の人間関係をよりよくするため?

どれも当てはまるのですが、当社の研修に参加してくださったある男性営業マンの方が話してくれた感想が、とても響いたので書き留めておきたいと思います。※本人了承済み

私は、営業畑で20年近く働いてきました。

今回の研修に参加して、一番大きな変化は子どもとの関係かもしれません。

これまで仕事で人と話すことに抵抗はなく、むしろコミュニケーションには少し自信がありました。

しかし、自分で言うのも何ですが家庭では亭主関白。

家族との会話はいつも私からの一方通行で、上から目線・命令が日常茶飯事。特に子どもとのコミュニケーションは乾ききっていたと思います。

子どもから私に話しかけてくることはまずありません。

特にそれを問題と感じることもなく、むしろ当然だくらいに思っていました。

そんな矢先、会社から勧められたきっかけで、セールスとコミュニケーションの研修に参加したのですが、、、

正直、今さらセールスを学ぶの?と、思いました(笑)

しかし蓋を開けてみると、内容はコミュニケーションのやり方と心構えがバランスよく盛り込まれていて、納得する部分も多くあったんです。

そこで、今回学んだコミュニケーションスキルをまず家庭で、特に子どもとの接し方で試してみました。

最初は半信半疑でしたが、、、

しばらくすると、子どもの方から話しかけてくれるようになったんです。

本人に理由を聞いてみたところ

「よくわからないけど、お父さん最近話しかけやすくなった」

と、少し照れくさそうにこう言ってくれました。

後ろからガツンと殴られたような感じでした。そして涙がでるくらい嬉しかったです。

まず自分が変わることで、相手の反応も変わるんですね。

子どもの気持ちがわからないのは当たり前、と諦めていましたし。今までお客様や社内の人間関係ばかりを気にして、一番身近な人間関係を一番疎かにしていたのかもしれません。

コミュニケーションを学ぶことで、大切な人との人間関係が良くなっていくものですね。(略)