ある週末の深夜、10歳の子供達が隠れてテレビを観ていまして。
いつもなら寝ている時間にリビングから明かりがこぼれていたので様子を見たら、毛布を頭から被ってテレビを見ていました。
「ゴルァーーー!隠れて何やってる!」
「暗い所のテレビは目が悪くなるだろうがー!」
といった正論をぶつけてしまいそうになりますが、一呼吸おいて冷静になり理由を聞いてみます。
「パパも子供のころ隠れてテレビ見てたなー。よほど観たかった番組だったの?」
- どうしても見たい番組だった
- 寝ようとしたが寝れなかった
- 週末で次の日学校もないから大丈夫だと思った
と、子供たちなりに理由はあったようで。
「そうだったんだ。ただもし暗い所でずーっとテレビ見続けたら、目や身体はどうなると思う?」
- 視力が落ちる
- 気分が悪くなるかもしれない
- どんどん夜型になる
「どうしても観たいんだったら部屋明るくすれば特別に観ててもいいけど、もしこの先同じようなことがあったらどうする?」
- 部屋を明るくする
- 時間を決めて観るようにする
- 録画しておいて翌日に観る
結局その日は気が済んだのかすぐに就寝。で、後日メモ書きが。
もしあのとき感情のままに叱っていたら、子供達は心を閉ざし、ますます隠れて何かをするようになったかもしれません。
目的は叱ることより再発予防。親の正論をグリグリ押し込むより、相手の話(理由)をよく聞いて
- 何をしてしまったのか
- 誰かに迷惑になることだったか
- 自分の体にどんな影響があるか
こうしたことを子供自身から引き出すことで、少しずつ自分で考え・動けるようになってほしいと思います。
そのために親から子供へのコミュニケーションは、命令・正論を押し込むよりも質問で引き出すのがおススメです。