信頼関係。
とある公園での話。
3歳くらいの子供が転んで泣きだした。
「わーーーーー、ママーーーー」
「もう、だから言ったでしょう!」
「だってーー」
「何でいつもいつもママの言うこと聞けないの!?」
「(下を向いて涙をふきながら)ひっくひっく」
「ママだって◎◎の言うこときかないからね!」
「わーーーーー」
「もう知らない!」
母親が立ち去ったあと、すぐに父親(らしき男性)が子供に駆け寄る。子供の頭をポンポンとなでたあと、一言・二言会話をして一緒に母親の方へ歩いて行った。
誰がいいとか・誰が悪いとかではなくて、人はみんな違うんだなーと思った。
親も子供それぞれ都合も気持ちもみんな違う。だから協力したり・我慢したり・妥協したり・励ましあったり。こうした体験の積み重ねが、親が親になってゆき、子供が子供として育っていくんだなぁと。
わかりあえない経験だって、わかりあう大切さを育ててゆく。
無駄な経験などないのかもしれない。
人間同士最初っからわかりあえることなんて奇跡。
生まれた時代背景や経験がみんな違うんだから価値観はみんな違って当然だ。
家族も会社も価値観が違う人が集まる。
違う価値が集まり・どこへ向かい・何を目指すのか。
そのためにお互いの違いを尊重し合えるか
そのためにお互いを信頼し合えるか
そんなことを想わせてくれたある晴れた昼下がり。