5月31日、稲毛駅伝部が1年経つので今の気持ちをメモ。


学生時代、持久走・マラソンは大嫌いだった。

走るって単純な動作の繰り返しだし、途中も最後も苦しそうだし、体を動かすのは好きだけど、なんで時間を使ってわざわざ苦しい思いするのかね?と思っていた。

 

7年前にあることがきっかけでジョギングを始め、1年後にハーフマラソン・3年後にフルマラソンを完走したが、イマイチ達成感が物足りなかった。

 

もっとタイムを削ろうとか、もっと距離を伸ばしてウルトラマラソンとか。そういう欲は湧いてこなかった。でも走りだしてから基礎代謝が上がり、体脂肪が落ち、疲れにくい体になったから走ることは続けていた。

 

そんな矢先に駅伝に出逢った。

 

箱根駅伝やニューイヤー駅伝などは知っていたが、自分が駅伝を走るイメージは全く無かった。テレビのイメージが強すぎて、勝手に遠ざけていた気がする。

 

野中さんが立ち上げてくれた稲毛駅伝部。いいね稲毛!のノボリと共に駅伝大会に「ココカラ」で初出場したのが1年前。

 

『一人で走るのもいいけれど、みんなで走ったら楽しいかもしれない』

 

野中さんに誘って頂いて、半分勢いで参加を決めスタートから9kmを走った。

 

衝撃だった。

 

一人で走っているのに一人じゃない気持ちの高ぶり。仲間の応援が背中を押してくれるような心強さ 。いつも通り走っているつもりがハイペースを刻んでいる。駅伝には魔物がいるのだ。

 

そして一人一人が力を出し切って、気持ちと汗を乗せた襷が42.195kmを走る。ゴールした時にみんなの気持ちが一本線になるような達成感は今まで経験したスポーツで初めての衝撃だった。

 

駅伝部の部長を引継ぐとき、一瞬「自分にできるかなー」と思ったり、「せっかく作ったのに消滅させたら申し訳ないなー」と思ったが、駅伝部が楽しく走る人達と繋がれる場になればいいと考え自然体で楽しんでみようと引き受けた。

 

1年後。

駅伝部のFacebookグループはランナーやメンターで41人になった。

 

陸上経験や走力は不問。走ることが好きな人、頑張っている仲間を応援できる人のコミュニティにしたかったから入部は紹介制にした。すると駅伝部の皆さんが大切な友達を紹介してくれた。だからここまでやってこれた。

 

嬉しいのはメンバーが増えるにつれて駅伝部の中で、楽しく走る形がたくさん生まれている。

  • 一緒に楽しく走るのも
  • 給酒を目指して汗を流すのも
  • 夕連の海辺で大人の青春に浸るのも
  • 修学旅行のように遠方の大会を愉しむのも

 

走るきっかけや目的はみんな違っていいと思う。仕事で忙しいときもあるから時間のある時や、気が向いた時にフラッと走るのだっていいと思う。

 

楽しく走ることをきっかけに、前向きな人達の出会いと気持ちが繋がっていくことがとても嬉しい。

 

次の一年はどんな想い出が生まれるだろう。

千葉で楽しく走るなら稲毛駅伝部があるじゃん。

そんな場になったらいいな、と思う。

 

そしていつも駅伝部を支えてくれ

想いを寄せてくれるすべての皆さんへ感謝します。

 

これからも楽しく走り続けたいと思います。

この稲毛駅伝部で。

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