ネットの求人票を見て連絡してくる営業には、ロクなのがいない。

 

企業が求人を公開する目的はいろいろある。欠員補充だったり事業拡大だったり(注:※稀にダミーで無料求人広告を出している企業もあります)。求人する企業は多少なりとも採用・教育にお金を掛ける覚悟がある一方、今の採用市場は売り手=求職者有利なので、採用が難しい状況になっています。

 

見方を変えると、求人を公開している企業は「人」に関する何らかの問題・悩みを抱えているようにも捉えることができ、求人票を公開した直後は「採用系コンサル/求人媒体代理店/ダイレクトマーケティング業者」などから、電話がバンバン掛かってきます。

 

しかし、求人票を見て連絡してくる電話営業にはハッキリ言ってロクなのがいない。なぜならネットで公開求人を検索して片っ端から電話を掛けまくり、こちらの興味を聞くまでもなく商材を押し込んできたり、こちらの都合などお構いなしにアポを取りたがる人があまりにも多いから。

 

つまり自分本位・自社本位。

顧客を数字(売上・利益・成績)としか見ていない。

 

表向きは「お客様に役立ちたい」とか「御社にメリットがある」とか顧客本位の言い回しをするからタチが悪い。しかし稀にまともな人も交じっているので、もし電話相手が以下にあてはまるなら顧客本位というメッキを貼ったハンターの可能性が高いので参考にしていただければ。

  • 電話口の向こうで他の営業電話が聞こえる。
  • 最初から本題を話さずやたら不安を煽る
  • やたら早口でマニュアルっぽい。
  • キャンペーン|お得など直ぐに決めさせたがる。
  • こちらの興味や都合を聞かずアポを入れたがる。

 

こちらが欲しいとも欲しくないとも思わないのに、強引に売ってくるのは不快。いいとも悪いとも言っていないのに土足で家に上がってくるような。度が過ぎると不快を通り越して迷惑。

 

顧客の都合を考えず、会社や個人の業績を上げるためだけの営業行為は、顧客を不快にさせ/信頼を無くしイメージダウンに繋がっていく。ネットに「会社名」を入れると予測候補に「詐欺・迷惑」とかが続いてしまう会社が、顧客から選ばれ続けることはないのだ。

 

そして強引な売り込みは、今は不要だが将来必要になるかもしれない見込客の芽を、自分自身で摘みとっていることに早く気づいた方がいい。