Facebookをやっていると「今日は○○さんの誕生日です」って知らせてくれるのだが、顔写真が出てきても全然思い出せない人がたまにいる。確かに一度お会いして名刺交換までしたはずなのに、プロフィール写真とリアルな印象がぜんぜん繋がらない。

 

写真を盛りすぎると相手を困惑させるのは、採用選考も同じ。

 

履歴書の写真はスーツで証明写真なのでSNS程自由度は無いが、時間がたち過ぎて髪型や雰囲気が違いすぎる写真をお見受けする。また自己PRを盛りすぎていて、実際に面接して話を聞いているうちに自爆したり自己矛盾してしまう学生もいる。

 

選考は、あなたが満足した写真・履歴書ではなくて、あなたらしさが伝わる写真・履歴書が見たい。あまりにもだらしない書類は見るに値しないが、普段とかけ離れすぎた書類も実際にお会いしてガッカリする。

 

また就活対策で自分を消しすぎて内定を取っても、入社後にメッキが剥がれて雇用のミスマッチになってしまうような「内定までの人」もいる。大卒の就活生人口は約40万人でもし3年で3割が離職すると12万人。離職理由は様々だが「こんな人だとは思わなかった」「こんな企業だとは思わなかった」就活生も企業も採用活動で背伸びをし過ぎるとミスマッチが起こりやすい。

 

SNSのプロフィール写真も本質は同じ。自己満足が目的ならいくらでも盛ればいいが、コミュニケーションツールとして使うなら、相手に不快・困惑な想いを与えない自分らしさの写真を使った方がいいと思うわけです。