ITコンシェルジュがIT企業へ飛込み営業にやってきた話。
まず名刺交換をして腰が抜けそうになる。
コンシェルジュって、ホテルとか銀行にいる道先案内人でしょ?なんで飛込み営業してるかが意味がわからなかった。最初から頭の上に??マークが交錯。そして
「何か(ITで)お困りごとはありませんか?」
って言われてさらに混乱。IT企業にITの営業するって、建築会社に家立てませんか?って言うようなものだし。
100歩譲って営業戦略はわからなくはない。IT投資は基本的に固定費がかかる。だから中小企業・零細企業はIT投資に消極的。いいサービスでも内製でカバーできるものであれば決裁が下りないことは多い。すると社内のIT化・情報セキュリティは意外に脆弱だったりするからニーズはあるかもね。
にしても、あまりに無鉄砲すぎて残念。組織や上司の方針もあると思うが、もう少し訪問先を下調べしておかないとイメージダウンする。
また電話営業ネタの記事にも書いたが、飛込みの営業マンにいきなり「いやー、実は◎◎が困っていましてねー」ってフツー言わないでしょ。逆の立場だったらどうよ?気心知れた親友なら気軽に相談もするだろうけど、数分前は赤の他人だった人にいきなり相談します?
とどめは「御社の業態はよくわかっていないので、概略を聴かせてください」ってもー意味がわからない。道が解からないのに道先案内人なんてできないでしょ?
東日本でも西日本でもいくらでも見込み客いるんだからさ、道先案内人に飛び込ませるリソースがあるなら、電話の待ち時間を解消してくれないかな?一回掛けてオペレーターに繋がるまで、電話操作と待ち時間で5分~10分待つのはザラだし。
顧客が何を望んでいるのかを見ずに、大名商売していると足元すくわれる。なぜなら商売は相手がいて成り立つものだから。