今朝の出来事。
採用関係者の小さな確認不足が重なり、会社説明会を今日だと思いこんだ大学生が来社した。
会社説明会は半日程度かかる。もともと終日授業の予定で、並行しながら調整案件を処理するつもりだった。午後は学生&中途の採用面接が順番待ち。『説明会は昨日終了しました。また来週お越しください』そう言って断ることもできたのだが、受入れることにした。
学生は、予定通りの日程で時間に余裕を持って来社している。問題なのは確認不足が重なってしまった自分を含めた関係者であって彼女に落ち度はないから。
通常説明会は集合形式ですが今日は1対1。業種を広げてIT業界も選択肢に入れ始めた学生だったので、会社説明よりもIT業界を俯瞰(ふかん)したエンジニアの仕事についてお伝えしました。
損得を優先すれば来週の説明会にもう一度来てもらうこともできた。たった一人に半日時間を割いて説明会を開催しても、採用に繋がるか以前に選考に進むかどうかもわからない。
しかし、時間通りに来社した学生の気持ちを大切にしたかったから、自分の損得より相手の情=気持ちを優先した。また、今なら開催できるが来週学生が来るとも限らないし、私が応対できるとも限らない。自分の損得勘定を優先するほど、相手に我慢をさせることになる。
自分の都合を押し込むほど相手は離れていくもの。だからこそ相手の都合をなるべく優先する姿勢が、より良い人間関係に繋がると思うのです。