立場が上の人にはペコペコするのに
立場が下の人(同等の人)には
偉そうに振る舞う人がいる。

また仕入業者や求職者など
決定権が自分にあるような状況で
相手の都合に配慮せず
自分が得することを最優先に考えたりする。

そういう人は大抵器が小さい。

だってさ
立場が弱い人に強く振る舞うのって
誰でもできること。
誰でもできることをして
偉そうに振る舞うのって
周りから見ていると滑稽。

そして器が小さい人は人望が無い。

人望とは影響力。
その人の発言や行動に
どれだけの人に影響を及ぼすのか。
その人が困った時に
どれだけの人が協力してくれるか。

人望の無い人は協力者がいない。
つまり器の小さい人には
人はついていかない。

だから今の時代のリーダー像とは
人望のある人、器の大きい人。
強いものにき然とし、弱いものに手を差し伸べる。
そんな人だと思う。

上司の言うことは絶対だ。

このような考え方でも
組織を動かし部下がついてきた時代もあった。

しかし今はどうか。
特に若い世代は比較的豊かに育ち
価値観も多様化している。
昔の当たり前が通用しなくなっている。

なのに過去の常識や成功体験を手放せず
自分本意のコミュニケーションでは
人間関係が成り立たなくなっている。

部下や弱いものにペコペコせよ
と言っているのではない。

価値観の違う人に対して
立場が弱いからと言って一方的に
論破したり正論を押し込んでいると
自分が困った時に一人ぼっちになる。

困った時にお互い気持ち良く
手を貸しあえる関係は
普段からお互いを尊重しあう
気持ちと言動で成立すると思うのです。