好きを仕事にしていく決心。
千葉ポートタワーのビアガーデンでとある懇親会。小学校3年生の男の子(Aくん)とカブトムシ話で盛り上がった。参加者のお連れさんだ。
Aくんは子供たちと同学年だったので、学校のこと・夏休みのこと・自由研究のことなど聞いていたら、カブトムシが好きだということが判明。
ポケット図鑑を持ち歩くだけあってとにかく詳しいのだ。カブトムシの種類や特徴だけでなく産地や生育方法・周辺の生態系など、カブトムシの事だったらネットで調べるよりAくんに聞いたら何でもわかるような感じ。
川:「ミヤマとヒラタ(クワガタの種類)ってどっちが強いの?」
A:「そりゃミヤマでしょ」
川:「まじ?どうして?」
A:「角の(ここ)の部分が強いんだよね。挟まれると超イタイよ」
川:「うがー、指入れたらヤバそうだね?」
A:「そうそう!絶対ヤバい(笑」
みたいなノリで1時間くらい話していた。まるで30年前の小学校時代にタイムスリップしたように。何でこんなに夢中になったのかはわからない。
多分カブトムシが好きでたまらないAくんの話がカッコよかったんだと思う。しかも自分の話だけまくしたてるのではなく、相手の話もきちんと聞いて「へー、そうなんだ!」と私を承認してくれる。だからもっと話を聞きたいと思える。もう私の中で「カブトムシ=Aくん」だ。
誰かに役立てるから仕事になる。もしそれが自分にとって好きなことだったら最高だ。 好きが仕事なんて理想かもしれない。でも嫌いな仕事で愚痴・不平・不満ばかりの日々を積み重ねても恐らく上手くいかない。
好きなことを見つける。好きなことを続ける。好きなことで誰かに役立てることを自分から発信する。そんな積み重ねがきっと人生を面白く切り開いていく。
童心に帰った先にあったもの。
それは好きなことへの憧れと、好きを仕事にしていく決心。