「親子で本音で話し合うチャンス」と、捉えてみるのはいかがでしょうか。

もちろん今までも十分にコミュニケーションを取られていると思いますが、進路相談や沢山の高校生を見てきた経験から、もし使えそうな所があれば参考にしていただければと。

高校2年生ということはこれから卒業後の進路などで、重要な判断をする機会が増えてきます。

子供が何を選択するかで精神面・金銭面など親の人生にも大きく影響してくるので、なるべく失敗しないようにしたいのが親心ですよね。

学校での進路講演や授業がきっかけとなり、高校生や親御さんの話を伺う機会が多々ありますが、その後の経過を拝見していると何を選択しても「正解はない」と感じます。

もし親が正解だと言い聞かせても、子供が納得してなければ馬力も出ないでしょうし、親が不正解だと思っていても子供がイキイキ楽しく過ごす姿を見れば「まぁこれもアリかもね」という思いも出てきます。

だからお互いなるべく納得して前に進むために、本音を話し合える環境作りができると、今回だけでなく今後の人生を選択するうえでも有意義なのではと思います。

そのためにはまず大人が心配/こだわり/過去の常識などをいったん横に置き、子供の興味/関心/旅行に行く背景・理由にピントを合わせていくと子供も安心して話し合いの土俵に上がりやすく本音も語りやすくなります。

高校生は大人の一面も子供の一面も、両方持ち合わせているとても多感な時期なので、親の解釈だけで一方的に決めても子供は不満が残り、子供の意思を100%受け入れたとしても、親は心配だらけになってしまう。

大切な存在だから深く悩むものだし子供の成長を切に願うからこそ色々な不安がありますよね。

この記事を読んでくださった親御さんが、子どもとのコミュニケーションを通して本音で話し合った体験が増えることで、この先のコミュニケーションがさらに良いものになっていかれますように。