11月の東京で54年振りの積雪。

季節外れの寒さで関東平地でも5cmの積雪と報道されていました。自然災害はどうしようもないことですが、もしこの状況に就活が絡んでいたら、あなたならどうしますか?

安全優先であることは言うまでもありませんが。こうしたいつもと違う状況は、企業も学生もお互いを知るいいきっかけになります。

つまり有事の際にどのような考えを持って行動する人なのかが見えやすいのです。仕事は問題解決の連続ですから、企業は選考で「予想外の問題や変化にどう対応できる人なのか」を見極めたいと考えています。なぜなら、何も問題がない仕事を粛々とこなすだけならこれからはロボットで足りてしまうから。

別に就活用に背伸びする必要はなく、自分が最善だと思う行動を取ればいいのですが、肝心なのは普段からこうした自然災害を自分毎として捉えているかどうか。考えている人とボーっと日々生きている人では行動が全然違ってきます。

もし翌日に大切な約束があり天気予報が「雪」だとしたら。何を大切にしてどう行動するか。想像だけでもいいのでシミュレーションしておくといいです。「別に~なるようになるっしょ」とか言っていると本当に災害が起こった時に思考停止になる。

内定をゲットするために、普段はグータラしてるが就活の時だけビシッとしてもそんなメッキはいつか剥がれるし、人事だってだてに人を見ていない。メッキなのか本物なのかはわかりますから。

そして、自然災害は応募者が企業を見る材料にもなります。

ホームページでいいこと書いていたとしても、災害時に従業員や関係者へどのような対応をしているのかが良くわかります。例えば「雪」予報が出ていたら、早めに判断して面接日を延期したり、無事到着した応募者への気遣いが自然に出来る企業は、普段からそのように判断行動しているものです。一方、何の音沙汰もケアもない企業であれば、面接で質問してみるといい。

御社は今日のような自然災害のとき、従業員に対してどのような指示を出されるのですか?

もし答えられなかったり、適当にお茶を濁されてしまったら、ホームページやナビサイトでいいことを書いたとしても、その会社が本当は何を大切にしている会社なのかを、肌で感じることができるのです。