ドラクエやハリーポッターのような魔法使いでなく
世の中には人からやる気を一瞬で奪い去る
魔法使いがいる。悪い方の。
「アイツはダメだ」と中傷したり
「そもそもオマエが」と責任転嫁したり
一方的な話題で
一方的に結論付け
一方的に裁く
「隣の芝に」ひがみ
「こんなはずではない」と嘆く
小さな小さな違和感が積み重なり
大きな違和感となって覆いかぶさる。
過去のトラウマが顔を出しはじめ
ハリネズミのように全神経が警戒状態になり
全身の筋肉が強張り、胃が痙攣し始める。
飲み物で紛らわせるため
「お茶で」の注文に
「お酒入れて、超濃目で!」と被せる始末。
呆れ果てるくらいの自分本位。
悪い魔法使いは
否定、中傷、裁き、強制、いやみを駆使し
相手から一瞬にしてやる気を奪い去る。
やっかいなのは
本人が悪い魔法使いだと気づいていない。
相手がどんな思いで一緒にいるのか
わかっていないし、わかろうともしない。
人は鏡。
マイナスを発する人の周りには
マイナスの人達が集まる。
悪い魔法使いと関らないようにしたいから
どんどん人が離れていく。
私も超絶に居心地が悪かったので
さっと退散したとある夜の話。
以前は「私が我慢すれば全てうまくいく」と
耐えて付き合っていた時もあったが
悪い魔法使いには無力で
やがて体が悲鳴を上げた。
もうあんな想いはゴメンだ。
その一方で
相手から一瞬でやる気を引き出したり
心に勇気という栄養を与えてくれて
もう一度頑張ろうと奮い立たせてくれるような
いい魔法使いもいる。
何でもそうだが
流れがいい時もあれば悪い時もある。
そして人は逆境に立たされたとき
本音と本性が出るもの。
苦しい時や辛い時。
何を考え・何を大切にして・何をするか。
一人で乗り越えていける時もあれば
誰かの力を借りて超えていくこともある。
そんな時に私を思い出してくれるような
いい魔法使いでありたい。
そのためには
相手に役立てるよう、自分を成長させる。
実績を発信して知ってもらう。
ひとつずつ、一歩ずつ。
未来は、今日の積み重ねでできている。