教育者がすべきことは、何を伝えるかも大切だが
- 土壌を整え、肥料と水を与え
- 光を当て、成長を信じ続ける。
そんな教育の原点を今年の新入社員が思い出させてくれた。
彼らとは丁度1年前に採用で出逢い、通過率3%の入社選考をくぐり抜けた若き獅子達が、3ヶ月間の新人研修を終え戻ってきました。
『雰囲気が明らかに違う』
研修が始まるまでは漠然とした不安からなのか、どこか足が地についていないそんな雰囲気があった。 しかし、3ヶ月で彼らが得たものは、エンジニアとしての基本能力だけでなく、社会人としての自覚と覚悟だったのかもしれない。彼らの背中からそんな印象を受けました。
なぜ彼らが変わったのか。
研修カリキュラムもありますが、同業他社の新人80名の中で日々模索しながらコミュニケーションを取りあう環境が、大きく影響したようでした。
少し時間を設け、フリーディスカッションをおこないましたが
- 相手の存在を尊重し
- 相手の意見を認めたうえで
- 自分の意志をわかりやすく伝えるから
意見がみるみるブラッシュアップされてビックリしました。
苦労をいくつも乗り越え、一緒に問題を解決していく仲間がいるから。学生気分という余分な肪がそぎ落とされ始めたのかもしれません。
まだまだ荒削り。
だが、本人達が一番それを理解しているので、謙虚に学びとる姿勢を忘れていない。そんな彼らの成長がとても楽しみです。
彼らが社会人として活躍できるように、彼らが数年後、先輩や上司となり後輩を導いていけるように。
これからの時代を生き抜く私が持つノウハウを、惜しみなく伝えていきたい。
今日、彼らに伝えたことが10だとしたら、彼らがそれぞれの立場で力を発揮することで数年後に50、または50以上になる。それが教育の力であり可能性。
果実が実るのは少し先かもしれないが焦りは禁物。芽が出たばかりだからといって、無理に上へ引き上げようとすれば折れてしまう。
だから成長を信じ、土壌を整え、適宜肥料や水を与え、光を当てる。
教育者としてよりよい環境とよりよい教案を伝えられるよう私も磨きをかけ、切磋琢磨していきたいと思います。
すしざんまい!