ある学生が先生から

「人生どんな時でもプラス思考だ!」

と言われたもののイマイチ腑に落ちなかった、という話を思い出した。

 

プラス思考って、お花畑見たいにプラスのことばかり考えているわけじゃない。

 

楽しい・嬉しい出来事もあれば、悲しい・苦しい出来事もある。人間だってそう。誰だってプラスもあればマイナスもある。

 

そんなマイナスともしっかり向き合って・受け止めて、これから何をするか・何ができるかを考えていくことが、本当のプラス思考だと、私は思う。

 

どっちがいいとか、悪いとかの話ではなくて、マイナスに蓋をしてプラスだけを考え続けるのは不自然だし、人間そんなに器用な人ばかりじゃないし。

 

もし悲しい苦しいようなマイナスが起こってしまった後、そのマイナスを一切考えないとか、きれいサッパリ忘れることなんて出来ないし、いつまでも蓋をしたり放置していれば精神上も不衛生になる。

 

しっかりマイナスにも向き合うことでプラスが際立ったり、マイナスをしっかり見つめることで、今まで埋もれていたものがプラスに見えてくると思います。

 

冬があるから春がある。

失敗があるから成功がある。

マイナスがあるからプラスがある。

 

そう考えたら、悲しい・苦しい・切ないといったマイナスの出来事も、これからのプラスのために必要とも思えてくる。

 

人生無駄なことなんて一つもないのかもしれない。