先生も親も口をそろえて言う。
なぜ学ぶのか
なぜ働くのか
なぜやるのか
そう、目的は大事。
カーナビだって目的地が設定されなければ道案内のしようがない。
ごもっとも。
目的があって手段がある。目的地を決めてルートを選択するから無駄なく最短距離で進んでいける。だからまず目的(旗)を設定する。
ごもっとも。
でも、進路や職業選択の目的はカーナビと違って簡単に見つかるものじゃない。そもそも見つかっていればもう旗に向かって動いているよね。
目的が大事なのは十分承知。
でもどうすれば旗が見つかるのか。その旗を目指すことに納得できているか。旗がぼんやりとしか見えなかったり旗が2本・3本あって迷っていたり旗がありすぎて立ち止まっていたり、、、決して何も考えていないわけじゃないんです。
それは早い時期から進路の目的が決まっていることに越したことはないけれど、進路の目的を決めることだって長い目で見れば人生を豊かに楽しく生きていくための手段にすぎない。
目的を決めずに走りだしたとして、全力でやり切った先に「悪くないかも」と思えることもある。逆に、目的を決めて走りだしても目指してみたら「何か違う」と思うことだってある。
そう。
その目的が妥当かどうかはやってみないと・進んでみないとわからないことが沢山あるんです。
では何を信じて進めばいいのか。自分の直感を信じて突き進むのもいい。信用できる大人のアドバイスを信じるのもいい。
もし目的が決められなくても動いてみると後からついてくることも沢山ある。もしかすると遠回りになるかもしれない。
でも遠回りしたことで見えた景色や遠回りしないと出会うことはなかった人との縁はあなたの人生で無駄にはならないよ。
毎日を一生懸命過ごしていれば。