緊張の原因は初体験です。

自宅で歯を磨くことに緊張する人はいないと思いますが、もし

初対面300人の前で歯を磨いてください。

と言われたら多少は緊張すると思います。毎日している歯磨きを、大勢の前で初めてする。この体験したことが無い部分が緊張の原因です。

人前での歯磨きは初めてでも、いつもやっている歯磨きなら緊張は小さいかもしれませんが、もし

  1. 初めて野球のピッチャーを
  2. 初めて行く球場で
  3. 初めて大勢の観客の前で投げる

となれば緊張だらけになると思いませんか?

初体験の要素が多いほど、掛け算のように大きくなるのが緊張。人前で話すのも同じです。

私は人前で話し始めるまでは、いつも緊張しています。同じ講演テーマでも聞き手は毎回変わるので「初めて会う人」という部分は初体験。社内・社外研修では同じ聞き手でも「初めて話すテーマ」という部分の初体験があれば緊張します。

話す内容・相手・人数・場所・自分のコンディション、、、これらを掛け合わせれば同じ状態で話せることは皆無といっていい。だから緊張をゼロにすることは諦めています。初体験が一つでも残る以上仕方ない、と。

しかし緊張に支配されてしまっては、力が出し切れません。だから具体的に練習をする。本番で緊張する初体験を一つでも減らしておくのです。

  • 本番と同じ服装で
  • 本番と同じタイムリミットで
  • 本番をイメージして話す

もし本番と同じ場所でリハーサルができるなら尚良いですが、本番は聞き手がいますから差し引いた分は緊張します。逆に、練習や経験が積み重なるほど、スタート時点で感じる緊張は小さくなります。

緊張はゼロにならないし、ゼロにする必要もない。

こうした心構えと準備があれば、本番がスタートした後は緊張することなく話せるものだと思うのです。