冒頭で「本気で働きたいと考えている学生だけ残ってください。」と、一言入れること。
3月1日から2019卒学生の就職活動が解禁になりました。
企業の採用担当は、一人でも多くの学生と接点を作るため、インターンシップや会社説明会など、あらゆる手段で応募者集めに奔走する一方、学生の意欲はバラバラです。
意欲が低い学生だと感じてしまうポイントは
- 事前準備がない
- 身だしなみがだらしない
- やらされ感満載
例えば会社説明会で、この三拍子が揃った学生が混ざると、説明会のコンディションは著しく下がります。
採用担当も限られた時間をやりくりして学生と接触していますから、会社説明会一つにしても費用対効果が高いものにしたいもの。そこで、文頭の一言は効果があります。
一般的な会社説明会の出だしは
当社の会社説明会へお越しくださり、ありがとうございます。
学生みなさんの疑問や不安をなるべく解消できるように、これからご説明させて頂きます!
一人でも多くの学生さんに興味を持ってもらえればと思いますので、質問があればどんどん仰ってくださいね。
一方、このように踏み込むと、場の緊張感が高まります。
当社はこれから30分間、全身全霊を込めてプレゼンをします。
中途半端な気持ちや、腰掛けの会社を探している学生は、他の会社(ブース)へ移動してくださって結構です。
どんな会社でも、どのような職種でも構いません。本気で働きたいと考えている学生だけ残ってください。
誰も動かない場合もありますし、本当に別の会社へ移動する学生もいます。しかし、この言葉を踏まえて、ブースに残った学生の意欲をイメージしてみてください。
即応募につながるかは未知数ですが、説明会の雰囲気やコンディションが格段に上がり、質疑応答でも、本質を突いた質問がバンバン飛んできます。
中小企業の新卒採用は、何百人も採用するわけではなく、採用活動に使える人的なリソースも限られています。
- 本気で働きたい学生に興味を持ってもらいたい。
- 主体的な学生に応募してもらいたい。
- 長い目で人材を育てていきたい。
こうした考えの採用担当の方は、ぜひお試しいただければと思います。