以前このブログでも書きましたが、私は飛行機が苦手で嫌いでした。
手荷物検査のあたりから憂鬱な気分になり、機体が動き出して離陸の瞬間などは手汗ビッショリになっていましたが、今ではすっかり平気に、むしろ搭乗やフライトが楽しみになりました。
今年、IT業界から教育業界へ転職しました。前職は千葉や東京23区から出ることは皆無で、移動手段は電車や車がほとんどでしたが、今は飛行機や新幹線で地方へ出張し、登壇させていただくことが日常になっています。
これまで飛行機は「ニガテ=乗れない」と思い込んでいましたが、今では機内で本を読んだり、パソコンで作業してみたり、仮眠もとれるようになっています。
変わったのは、考え方(メンタル)です。
苦手意識があるときは「万が一落ちたらどうしよう」とか「もし機体が揺れたら絶対に酔う」というように、自分ではどうしようもないことばかり考えていました。その昔、実際に関西へフライトしたときに酔ってフラフラになって、自力で歩けなくなったこともありました。
ただし、飛行機が揺れることは自分ではどうしようもありません。そこで、飛行機を作ることも安全に飛ばすことも「人類の最高技術と、超一流の人たちのシゴトの結集だ」と考えるようにしました。
素人があれこれ心配するより、プロにお任せするのが一番です。
もちろん、いきなりフライトが平気になったわけではありませんが、フライトするたびこの考え方を繰り返すうちに少しずつ考え方が変わり、苦手意識がなくなっていきました。
松下幸之助さんの言葉を引用すると、諦観(ていかん)。
本質をきちんと見る
自分で変えられる部分は全力で考え
自分でコントロールできない部分は潔く手放すこと。
自転車に乗れなかった人が
何度も練習すると乗れるようになるのと同じく
思考も繰り返し反復することで
変わることができる。
小さなことでも「できる」ことが増えると
シゴトも人生も面白くなりますね。
みなさんはどんな能力を身につけたいですか?