上野公園や不忍池にまるで溶け込むようなたたずまい。
先日、上野精養軒のグリルフクシマで食事をする機会をいただきました。
http://www.seiyoken.co.jp/restaurant/fukushima/index.html
特に絶品だったのがダブルコンソメスープ。珈琲と間違えてしまうほどの深みのある表情から、口にした瞬間、アタマから稲妻が落ちるような濃厚さ。舌にしっかりと味が残る初めての経験でした。
堂々して気品があるのに、敷居の高さを感じさせないユーモアや絶妙の切り返し、圧巻のコミュニケーション。およそ1世紀半選ばれつづける理由の片鱗を、垣間見ることができました。
100年残れる企業の生存率は0.1~0.3%と言われています。
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h23/h23_1/Hakusyo_part3_chap1_web.pdf
100年あればお客様は3世代~4世代入れ替わりますが、それでも選ばれ続けている、事業が継承され続けるのは、やっぱり本物だと思います。
贋物やメッキはやがて剥がれる。
だからこそ本物であり続けることには、きっと理由がある。
それは
忘れられない人があり、いつでも思い出してもらえる場所
なのかもしれません。
なぜなら日が経った今でも、スタッフ皆さんの表情と会話が蘇ってきます。
だから「また行きたい」と、思える。
ビアガーデンの時期もおススメだそう。
上野の杜で夕暮れを観ながら、ゆっくりビールを頂くのもいいかもしれませんね。