成果を相手に向けること
私は研修やセミナーなどで年間120回ほど登壇の機会をいただいていますが、人前で話す状況で緊張しているときの原因は、成果が自分のメリットに向いているときです。
つまり「いい話をしよう」「アンケートでいい評価をもらおう」「参加者に嫌われたくない」といったように、成果のアンテナが自分のメリットに向いていると、緊張につながります。
緊張している状態は、心が閉じています。
緊張している人に何か話しかけても、話が届きませんよね?
本音を話さない人には、本音を話したくないのと同じで、話し手の心が閉じていると、聞き手の心も閉じてしまいます。
すると一生懸命話しているのに、場の空気が固くなったり、話が相手にとどきづらくなっていく負のスパイラルが起こってしまうのです。
カンペやマニュアルを否定するものではありませんが、自分の心を開かず、成果のアンテナを自分に向けた緊張状態でカンペを読み上げても、相手には届きません。
少しくらい噛んでも間違ってもいいから、成果のアンテナを相手に向けて、自分の心を開いて伝えると、相手も心を開きメッセージが入るようになります。
・相手から本音を聞きたいなら、みずから本音で話す
・相手に本気になってほしいなら、みずから本気になる
もし、相手が話を聞いてくれないのであれば、自分が相手の話を聞く状態になっているかチェックしてみてくださいね。
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