人に役立つ存在であること。

そのために、人としての価値を磨いていくこと。

こちらの記事も「人としての価値が成果に繋がる」ポジションの一つが営業ということを意味していると感じました。

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もちろん、人の価値が成果を左右する役割は営業以外にも沢山ありますが、デジタル化・ロボット化・AI化が進む現代では、どのような役割であれ、じわじわと「自動化の波」が迫っています。

例えば、事務作業や単純作業は自動化しやすい部類ですが、接客や受付のように人と向き合う仕事であっても、ルーチン化・定型化しやすい役割は、ロボットやAIに置き換わりつつあります。

私の周りにいる個人事業主の方でも、限られた時間をより価値ある部分に使うために、パソコンに任せられる部分やアウトソーシングできる部分は、積極的に分業する人がほとんどです。

駅の改札、高速道路の料金所、スーパーのレジ、、、今では無人が日常の光景になりましたが、一昔前は当たり前のように人が行っていました。

機械化・自動化に侵食される心配がない仕事は、もはや無いと思っていい。言われたことだけをやっていて、自分の価値・能力を高めることをせず止まっていると、取り残されてしまう時代になりました。

機械が得意なのは「デジタル・定型・正確」

一方、機械が不得意なのは「アナログ・臨機応変・曖昧」

機械が無かった時代では、定型化された作業を正確にこなせることに価値がありました。しかし、機械が変化・進歩をし、安価で使えるようになると、機械にできない部分・機械が不得意な部分が、人としての価値を放つようになってきたと切に感じます。

当社が運営するセールス・スクールへの参加者の方でも、「営業へ配属移動となり、基礎を学びに来た」という方もじわじわ増えています。

歴史を振り返ってみても、変化の狭間においては「変化しようとする人」と「守ろうとする人」に分かれるようです。

戦後の日本、バブル崩壊後の日本

CDが市場に出始めたときのレコード業界

フィルムからデジタル化が進んだカメラ業界

もし町の薬屋さんが、近所のコンビニやインターネットで簡単に薬が買える時代に「今のままでも何とかなる」と思っていたら、、、。

機械化・自動化が進み、品質も・価格も・サービスでも差別化しづらい時代。人としての価値を上げ続けることが生き残るカギです。