全部見せない。全部出さないこと。
松戸馬橋高校の物理室で就職ガイダンスを行いました。
人前で話すときに一番心掛けていることは、どうすれば生徒の皆さんに良い影響を与えられるか。例えば高校の授業なら、生徒が話を聞くだけでなく
- メモしたくなる
- 授業後に動きたくなる
1年間手探りでやってみて型ができてきました。ポイントは「全部見せない」こと。高校で授業を行う際、授業の前に歯抜けのレジュメを配布します。例えばこんな感じ。
答えが全部書いてあると話を聞くだけで止まってしまいますが、歯抜けになっていると「想像」が働き、自分の考えと比べるので動きが出てきます。
ただし、これは単なる穴埋めにすぎません。書き込んだ後に相手を動かす大前提があります。それは
当事者意識をいかに引き出すか
「この授業が自分にとって必要なものだ」とか「真剣に聞いておかないと、なんだかヤバそうだ」といった気持ちにしていかないと、記入して終わり。になってしまいます。
逆に、この部分を生徒が強烈に自覚すると、生徒の動きに繋がる確率は格段に上がるのです。
キーワードは「生徒の価値観を変える」こと。
「聞きたくない」を「聞きたい」にさせること。ここが一番難しい所ですが、ここが変わればオセロがひっくり返るように変化が起こります。
では価値観を変える方法とは?
別の記事で書きますね(^_-)-☆