私の就職活動は今から22年前。
当時は就職氷河期の終わりごろ。クリスマスまで就職先が決まらず焦りまくっていた時、当時のオーナーに拾っていただき、IT業界飛び込んだのが平成9年。21年勤めた会社を退職することにしました。
SE・プログラマー・PM/企画営業/人事/採用/社員育成/新規事業など、さまざまなポジションで山ほどの失敗や学びがありましたが、本当にたくさんの仲間に支えていただきました。
入社当初は働く目的はなく遊んでばかり。遅刻や居眠りは日常茶飯事で、口を開けば会社や上司の文句と愚痴ばかり。いつクビになってもおかしくないようなポンコツサラリーマンでした。
この頃は、ずっと心の中で
「サラリーマンは不自由で窮屈だ」
「経営者やフリーは自由でカッコイイ」と、思っていました。
でも今思えば、それは単なる思い込み。
自分で「今の私は不自由だ!」と解釈して行動にフタをしていた。心の底=腹では、行動することで失敗することを恐れていたから。失敗して傷つくことを避けたかったことを、言い訳して取り繕っていたように思います。まさに自意識過剰な臆病な人間でした。
33歳のときに従兄弟が他界し、目が覚めるのですが、「自分を変えたい」「人生の遅れを取り戻したい」そんな気持ちがマグマのように沸き上がりました。
狂ったように本を読み漁り、仕事に打ち込み、自己投資を始め、地域活動やコミュニティに関わり、大学生の就活支援に参加し、専門学生の就活支援を立上げ、セルフブランディングを学び、ブログで発信しはじめました。
すると、いろいろな分野で活躍するエッジの立った、魅力的でカッコイイ社会人や、意欲と向上心にあふれる学生と出会うことができ、人生がおもしろくなりました。
みなさん強みも弱みも違い、さまざまな考え方や価値観に触れて自問自答するうちに、やがて
会社員とか経営者とか、仕事をするための手段でしかない。どこを目指したいのか、何がしたいのかが無ければ、会社員でも経営者でも仕事をすることが目的になってしまう。
と、目から鱗が落ちてからは、会社員でいることが目的から手段へ変わり、今の立場と環境で何ができるのかを考えて、時間を使うようになりました。
一生に一度の人生
・それで、何がしたいのか
・それで、何ができるのか
・それで、何を伸ばすのか
・そのために、自分はどうあるべきか。
考えて考えた末、将来により希望・可能性を感じる道へ進むことにしました。不安もありますが、おなじくらい武者震いもしています。
春から子供たちも小学5年生。最近では、親の仕事や言動に、よくアンテナを立てるようになりました。
極端な例えですが「お前たちを生活させるために働いているんだ」と、毎日つまらなそうな親の背中と「人生一度きり。辛いことも沢山あるけれど働くっておもしろいぞ」と、イキイキ働く親の背中。
- どちらの方が、子どもが将来を楽しみにするでしょうか。
- どちらの方が、大人になることに前向きになれるでしょうか。
新たな挑戦や環境の変化には失敗がつきものですが、反省はしても後悔はしたくない。
- 頭だけで決めると損得を優先する。
- 心だけで決めると感情に流される。
- 腹で決めるから覚悟ができる。
こうしたメッセージを、わが子たちに生き様をもって伝えていくことができたら、後悔のない人生に近づいていくと信じています。