台風21号が関東地方へ接近中。
日本列島をすっぽり覆ってしまうほどの予報円を見れば、災害レベルの警戒は必至!
こんな状況で無理に出社しようものなら、大雨で視界が狭くなり、暴風で何が飛んでくるかわからない命に関わる危険な状況。くれぐれも安全優先で判断・行動するのが懸命です。
もし会社から何も指示・連絡がないからといって、始業時刻に間に合うように何時間も早く家を出ようとしているのなら、ちょっと考えてみてほしい。
会社は、仕事で結果を出す場所の一つにすぎません。
目的は仕事で結果を出すことで、会社に行くことが目的ではないはずです。
公共交通機関は乱れるでしょう。車も道路事情は読めませんし、事故・渋滞などで混乱するでしょう。もし無理に出社しようとしてケガでもしたら、後々まわりに迷惑をかけることになります。
もし当日、危険をかいくぐってびしょ濡れのスーツで会社に到着できたとしても、ヒーローでも凄くもない。もしあなたの立場や役職が上役であれば、あなたが無理に出社しようとするほど、アナタの大切な部下は、これから身の危険を冒してまで会社に来るようになってしまいます。
自然に逆らっても勝てません。当日は時間をずらして出社するとか、納期やリスケを調整するなどして、災害の被害を最小限に減らすように努めたいところです。
もしどうしても「あなたが・定刻通りに・会社に行って対応」しなければならない仕事だとしたら、関係者と調整して荒天になる前に移動しておくとか、会社近くのホテルに泊まるとか。まず社員や自分自身の安全を考えたうえで、仕事をコントロールしていくことがリスクマネジメントです。
ちなみに私が運営している『就職カレッジ』では、20日(金曜日)の時点で
23日(月曜日)は朝7時の時点で「警報または特別警報」が出ていたら休校とします。もし電車が動いていたとしても無理に登校しないこと。
としました。もし進捗が遅れている生徒が自宅で課題を進めたい場合は、メールやビデオチャットで授業が進むようになっています。
ちなみにビデオチャットを使った遠隔授業は、平常時でも折を見て実施しています。それは今回のような災害時の予行練習でもあり、生徒に目的と手段をきちんと冷静に判断できるようになっていただきたいためです。
学校に行くことが目的でもないし、会社に行くことが目的でもありません。手段と目的を区別して安全第一で判断・行動しましょう。
いのちは一つしかありませんから。