あなたを何と呼ぶかを決めるのは
あなたではなく相手でいいと思う。
(もちろん常識や失礼のない範囲で)
なぜって
あなたが呼ばれたい名前があるのと同じように
相手にも呼びたい名前があるから。
稀に初対面で「○○○(屋号やあだ名)と呼んでください」
という方もいるが、押し込まれるような違和感がある。
個人的にはその人との共通体験や心理的な距離感で
呼び方を変えていく方がわかりやすい。
だからどんな人でも最初は
「名字+さん」でお呼びする。
駅伝部のメンバーや学生支援など
その人とご一緒する機会が多ければ
「下の名前で呼んでもいいですか?」
と確認してから変えている。
あとは実名より呼びやすそうだったり
その人や活動に興味があったりする場合。
そもそもどんな風に呼ばれるかって
自分がコントロールできるものではない。
あだ名や芸名だって同じ。
自分が活動内容とセットで発信し続け
他の人が呼び方を多く耳にすることで
「私も○○○って呼んでみようかな」と思うことで
定着して広がっていくものだから。
たとえばもし私が
「自称千葉の松岡修造です。修造と呼んでください!」
と自己紹介しても相手がどう呼ぶかは相手が決めるもの。
私は高校講演などで最初に
「(元柔道家の)篠原信一に似てると思いません?」
と、自己紹介するときがある。
すると学生はお構いなしに
『いやー、ピコ太郎(PPAP)でしょ』
『修造~!』
『何あの人マジヤバイ』
といったように色んな呼び名で呼ぶわけだが、
自分が呼ばれたい名前で呼ばれているか以前に
まず私が認知されているかが重要。
名前とは
実体と紐づくから定着していく。
「○○○と読んでください」
と言うだけでは自己満足。
相手がそう呼びたくなる他者目線の発信が加わることで
名前と実体が繋がっていくと思うのです。