営業の方で事務作業を簡単だから・誰でもできるからなどと言って、軽視する人がいます。

事務作業を人に例えるなら血管のようなもの。

目には見えないですが、普段は血管を通して血液を流し体をいい状態にキープしています。しかし、どこかで詰まったり血液の流れが悪くなると体全体の調子が悪くなります。

これと同じように、事務作業は毎日正確に処理されていても、ちょっとサボったりトラブルで作業が滞り続けると、やがて会社のあちこちで待機やトラブルが発生します。

健康な身体であればいいパフォーマンスが発揮できますし、縁の下の事務作業がスムーズに流れていれば、仕事も結果が出やすくなります。もし会社の縁の下を支える事務が滞れば、本来の仕事に支障をきたし余計な時間と労力が割かれ、最終的にお客様にも迷惑をかけてしまうことだってあります。

たまに仕事の役割に優越をつける人がいますが、営業でも、開発でも、事務でも、社長でも。違う役割と強みが組み合わさるから成立しています。

体の役割に優越が無いのと一緒。右手がすごいように見えても、右手の能力を最大限に発揮させるためには、左手があるからです。

受注できなければ仕事は始まらないかもしれないが、それを形にできる体制や技術がなければ納品はできません。

自分のおかげで相手もあるし、相手のおかげで自分がある。

こんな当たり前なことですが、普段は忘れてしまいがちになっていませんか?

いい仕事ができるように、お互いの違いと役割を尊重しあい協力しながら仕事を進めていければ、雰囲気も良くなり働きやすい職場になっていきます。