プレゼンは一発勝負。
テーマは同じでも聞き手が変われば伝え方は違うのは、まるでライブコンサート。
スライドの構成、身だしなみ、エネルギーなど伝えるための道具は様々。普段の授業はハイテンションですが、聞き手や場の趣旨によってはただ熱く話せばいいというものでもありません。
「聞き手によってコンディションが毎回違うなら準備のしようがない」という人がいますが、逆。毎回違うからこそ毎回準備する。そして具体的に準備することが大切だと思います。
本番を具体的にイメージして本番のつもりでやる。
もうこれに尽きます。
今日は週末のある交流会で司会をやらせていただくことになったので、本番の会場をお借りしてリハをさせていただきました。
全体の流れは頭でわかっていても、本番のつもりで話始めてみるとボロがでるわでるわ。部分的に時間を計ってみると、ぼんやりとした感触だったものが「この部分は10秒足りない」といったように、修正点が具体的にわかったのであとは本番に向けて仕上げていくだけ。
もちろん本番は想定通りに進まないし、準備したことがすべて本番で使えるとは限らず、準備が空振りに終わることもたくさんある。
でもね。
具体的に準備すると、本番でベストが尽くせたかのモノサシができる。
たとえば「前半は練習通りだったが後半コンディションが崩れた」とか「出だしでつまづいたが、最後は挽回できた」など。
具体的に準備すれば、具体的な答えが出る。
そして具体的な答えが出れば、次のチャンスでさらに具体的な準備ができる。そんな循環が能力の土台を作っていくものだと思うのです。