「すみません、今よろしいですか?」

「間違ってました?!どうもすみません」

「いつもすみません」 

 

当社で運営している『就職カレッジ』

「すみません」をNGワードにしてみた。

 

1回使ったら10円を貯金箱へ。

生徒も講師も同条件。

1000円くらい貯まったら

みんなで食事をした時の補助にする。

 

最初はついうっかり使ってしまう。

使われた方も聞き慣れているので

NGワードに気づかない場合もあるのだ。

 

すると何が起きたか。

「すみません」に変わる別の言葉を使い出した。

「川島さん、今よろしいでしょうか」

「認識が違っていたようです。申し訳ありません」

「いつもありがとうございます」

 

コミュニケーションは手段だから

すみませんが不正解という話ではない。

  

・感謝を伝えたい

・ちょっと頼みたい

・申し訳ない

・謝りたい

 

どんなシーンで使える便利な言葉。

しかし世の中何でもそうだが

便利なものほど危険だということ。

 

言葉も同じで

便利な言葉は相手に刺さりにくい。

たくさんの意味がある分だけ

相手に気持ちが伝わりにくいのだ。

 

例えば

「手伝って頂いてすみません」

「手伝って頂いてありがとうございます」

 

会話の流れや相手の雰囲気で

すみませんの趣旨は何となくわかるが

微妙に印象が違ってくる。

 

日頃のちょっとした一言に

気持ちをわかりやすく伝えることで

印象が少しずつ変わり先生や生徒との関係も

よりよくなると思うのです。