学生の皆さんへ

 

イギリスのEU離脱・残留を大きく左右する国民投票で、イギリス国民で「離脱」が過半数を超え、残留派のキャメロン首相が辞任に追い込まれました。

 

「EU?そんなの自分には関係ないっしょ」って、思ってます?

 

この問題を当事者として関わり対策を考えたり解決策を実行する。という意味では直接関係することはないかもしれない。ただ、海外との取引(補い合い)が行われて、物・お金・情報がさかんに交換されている時代は、海外で起きた問題も何らかしら影響はするんだ。

 

例えば、日本をあなたの家庭に置き換えてみよう。家に帰って食事ができるのも、家には電気や水道があってネットが使えるのも、誰かが働いた収入を何かしらのサービスなり物に交換して生活しているから。例えばお父さんが会社員で、会社の業績が下がり、収入が下がってしまったら、あなたにはどんな影響があるだろう?

 

会社の業績を立て直すことには関わらなくても、間接的に関係があれば必ず影響はあるんだ。家計のやりくりを見直したり、場合によっては節約したりするかもしれない。なぜなら自分の住む家(日本)を維持していくためには、そこに住む人が協力しないとダメでしょ。親が頑張ってコツコツ節約しても、一緒に住む子供たちが無関心にいつも通りのほほーんと、ジャブジャブ無駄遣いしていたらダメなのと一緒。

 

お父さんの会社自体は問題なくても、もし取引先の業績が悪くなっても影響が出る場合がある。お父さんの帰宅が遅くなったり、交友関係が変わって支出が増えたり、人事異動だってあるかもしれない。 会社の取引先という自分とは関係ない所で起きた問題も、間接的には影響してくるんだ。

 

ではどうするか?

 

自分にできることは何だろう。と考えて行動すること。もし収入や節約に関わることはできなくても、自分のことは周囲の手を煩わせないようしっかりやる。もし余力があったら、家計に関わる手伝いをしたりして、親が動きやすくすることに手を貸してみる。何よりその気持ちが、親を勇気づけ背中を押すことになる。

 

自分にできることをしっかりやろう
今日を、今を一生懸命に生きよう
目の前にいる人は、また会えるとは限らない
明日はやってくるとは限らない

 

おまけ

そもそも何でイギリスがEUを離脱することになったのか、日本への具体的な影響についてはこちらのブログにわかりやすくまとめられている。今回の問題をナナメ読みしたい場合はおススメ。

www.goodbyebluethursday.com