今日昼休憩の時間で献血をしたとき
- それでは消毒させていただきます。
- お待ちいただく間、~のご説明をさせていただきます。
- 最後に血圧を測らせていただきます。
すごく違和感を覚えた。
- それでは消毒します。
- お待ちいただく間、~の説明をします(~をお伝えします)。
- 最後に血圧を測ります。
でいいと思う。
敬語は相手を敬う気持ちを表すものだが、~させていただきますの多用は、相手を敬うという気持ちよりも「できるだけ謙って(へりくだって)おけば安全」という自己防衛の方を強く感じてしまう。
あるテレアポが入電。
以前にも掛ってきたテレアポで同じ担当者から
川島様
以前にもご確認させていただきましたが
~の資料をお送りさせていただいてもよろしかったでしょうか?
って、もう意味がわからない。
川島様
~の資料は**の理由で御社に有益と考えております。
お送りしてもよろしいですか?(もし不要であれば遠慮なく仰ってください)
と言われた方が、要件がわかりやすく判断しやすい。
相手に有益な情報を提供するというよりも、断られたくない・嫌われたくないという想いからくる自己防衛が、過剰な敬語を生み出しているように感じる。プレゼンも同様で、まわりくどい表現や余計が情報が多いと要点が埋もれてしまう。剣山と一緒で、話に針がないと相手には刺さらないのだ。
「~させていただく」が必要か・不要かという話ではない。サービス業や接客業などで有効に使える場面もあると思うし、マニュアルに組み込まれているかもしれない。ただ、日常会話でのわかりやすいコミュニケーションという意味では「~させていただく」は、要点を自ら埋没させる恐れがある。